■ ID | 972 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 中間処理後建設廃棄物中のアスベストの分析 |
■ 著者 | 川嵜幹生
埼玉県環境科学国際センター 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 遠藤和人 (独)国立環境研究所 山田正人 (独)国立環境研究所 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本分析化学会第56年会、平成19年9月21日 |
■ 抄録・要旨 | 建材製品中のアスベスト含有率の分析方法はJIS A 1481に示されているが、廃棄物試料に適用できるかは不明である。アスベストを定量する場合、ギ酸で前処理を行って可溶なマトリックスを溶解し、アスベストを濃縮する操作が行われている。ギ酸処理の際、その残渣率(不溶成分の割合)がJIS法による既定値15%以下にならず、処理後に続くX線回折法によるアスベスト定量において、マトリックスによる影響を受けていた。その原因の一つとしてギ酸処理により取り除くことのできない石英の存在を明らかにした。そこで、本研究では廃棄物中に含まれる飛散しやすいアスベストを定量するため、粉塵発生装置及び粉塵回収器を用いたアスベストの濃縮と不溶性成分の除去操作について検討を行った。風力選別により調製した試料の残渣率は14±2%であり、また、蛍光X線分析等の結果から、検体中の石英成分を効率的に分離できることがわかった。 |
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